畳・カーペットのへこみ・傷の治し方

畳の傷み

 

 

畳の場合は畳独自の傷みがあります。例えば畳のささくれです。これは何か物を畳の上で引きづった際などに出来るタイプの傷です。これは結構気になるので、そのままにせずに何とか対処したいものです。

 

まずは、ささくれている部分をはさみ、カッター等でできるだけ短くカットしてください。切らずにそのままにしておくと、いづれはその部分から更にささくれが拡大してしまうので、短くカットするのです。

 

次にボンドを使います。これは水で3倍程度に薄めた木工用ボンドが最適で、透明なマニキュアでも代用可能です。畳に筆などで押さえつけながら畳の目に沿ってていねいに塗っていきます。これで見栄えも改善され、何よりそれ以上ささくれが拡大しにくくなります。

 

最後に畳の目に沿って消しゴムでこすります。これで消しゴムカスと一緒に無駄な部分がキレイに取れます。

 

また、掃除機をていねいにかけて、その後カラ拭きをして、最後に米ぬか袋で畳を拭くと、米ぬか油が染み込んで、汚れがつきにくくなり、ささくれもできにくくなります。

 

ささくれよりもひどく畳の一部を切ってしまった場合も、切れた部分は切り取ります。そして、切り取った所の縦側のイグサを全部取ります。ここからはちょっと大変ですが、その隙間の空いた所をドライバーの柄などで両側から押し戻していきます。

 

また、畳は水気(水分)が苦手なので、ジュースやしょうゆなど液体ものをこぼすと、カビが発生しやすくなります。うっかりの液体をこぼしてしまったら、すぐにふき取って、塩を振りかけてください。浸透圧で塩が水分を吸い取ってくれます。ハブラシなどで畳の目に沿ってこすり、掃除機で吸いだし、絞った雑巾で最後に拭いて仕上げましょう。